こまつ座

  • こまつ座|トップページ
  • 公演情報
  • オンラインチケット
  • 短信
  • こまつ座ブログ
  • the座とグッズ
  • 井上ひさしとこまつ座
求人情報はこちら

〒111-0052
東京都台東区柳橋1-30-5-503
TEL:03-3862-5941

1-30-5-503 Yanagibashi
Taito-Ku Tokyo, 111-0052
JAPAN
TEL:03-3862-5941

Copyright (c) 2013
KOMATSUZA All Rights Reserved.

公演情報 |PROGRAM

  • 過去の公演情報はこちら

現在公演中の作品と今後公演予定の作品をご紹介いたします。

木の上の軍隊

2016年9月3日(土)前売開始
実話から生まれたいのちの寓話が今、語りかける。

ある南の島。
ガジュマルの木に逃げ込んだ兵士二人は、
敗戦に気づかず、二年間も孤独な戦争を続けた――

人間のあらゆる心情を巧みに演じ分け、観る者の心に深く刻みつける山西惇が、再び本土出身の"上官"を演じる。
注目の新キャスト・松下洸平は、柔らかく、おおらかな存在感で島出身の"新兵"に挑む。
歌手・普天間かおりをガジュマルに棲みつく精霊"語る女"に抜擢。琉歌に乗せて島の風を吹き込む。

2016年、こまつ座版『木の上の軍隊』が新たに立ち上がる。


井上ひさし氏の未完の作品を執筆してほしいと依頼されたときは、ひっくり返りそうになった。
しかも残っているのは膨大なメモ書き程度の文章。それすら僕には解読できない。
「題材とタイトルはある。後は自分で作りなさい」と井上ひさし氏が言っているようだった。
重圧しかないこの依頼を引き受けて僕に何か得なことがあるのだろうかと考えた。
何よりも「戦争」を描く権利が僕にあるのかと。
戦争中そして戦後の空気を肌で感じて生きてきた井上ひさし氏が描くことと、何も知らない僕が描くことでは質も意味もまるで違いすぎはしないだろうか、と逃げ腰になっていた。
しかし、僕は僕なりに真っ向勝負する覚悟を決めた。
僕が継承しようと思ったのは井上ひさし氏の文体でもなければ思想でもない。その前のめりな姿勢である。
そして知った。「戦争は終わっていない」まだ今もそこにあるということを。
僕たちは戦争を知らない世代ではない。戦争がまだそこに存在していることを知らない世代だ。
そういう世代にも観てもらいたいと思って書いた作品でもある。
この作品が再び上演されることを嬉しく思う。
何故なら2人の兵士が木から下りることが依然叶わない状況だからである。
これは依然「今」の物語である。
―――蓬莱竜太

この物語の実際のガジュマルの木を見に、沖縄の伊江島に渡った。
その木の上に、今でもそのままに、なにも変わらぬ沖縄の現在をじっと見つめる二人の兵士がいたように思えた。
「このまま、二人とも木になってしまえたらいいのに・・・」
これは、最後の打ち合わせで、井上さんが小さくもらした言葉だった。
―――栗山民也
公演日程・チケット情報
ページトップへ