現在公演中の作品と今後公演予定の作品をご紹介いたします。
井上ひさし生誕90年 第一弾 夢の泪
誰が誰を裁くの?
私たちが私たちを裁くの。
東京裁判3部作は井上ひさしが足掛け6年をかけて書いたライフワーク。
敗戦で、裂け目ができて、人は泪を流し、痂ができたとして書かれた夢シリーズ第二弾、
夢の泪がいよいよこまつ座で上演。
わたしたち日本人は、どうしてこうも心楽しまない日々を送っているのでしょうか。どうしてこうもどことなく不安な毎日を過ごしているのでしょうか。日本国は、わたしたち国民が自らの手でそのあり方を創っていくことのできる民主主義の国であるはず、それなのにどうしてこうもなにもかもがうまく行かないのでしょうか。
────井上ひさし
☆演出家 栗山民也さんコメント☆
☆ラサール石井さん、秋山菜津子さんコメント☆
こまつ座 第149回公演 『夢の泪』
作: 井上ひさし
演出:栗山民也
出演
ラサール石井 秋山菜津子 瀬戸さおり 久保酎吉 粕谷吉洋 藤谷理子 板垣桃子 前田旺志郎 土屋佑壱 朴勝哲
《東京公演》
4月6日(土)ー 29日(月・祝)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
《全国公演》
所沢公演:5月8日(水) 所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
山形公演:5月11日(土) 川西町フレンドリープラザ
井上ひさし生誕90年 第二弾 母と暮せば
こまつ座 第150回公演 『母と暮せば』
作: 畑澤聖悟
演出:栗山民也
出演
富田靖子 松下洸平
《東京公演》
8月18日(日)〜31日(土)
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
《全国公演》
7月、8月 大阪公演:SkyシアターMBS 他
「やっこ会」はじまる
こまつ座は2024年度より、会員組織「やっこ会」を発足いたします。
☆ことばでつながろう
やっこ会オリジナルお便りセットをプレゼント
《言葉》を伝えよう届けよう
☆待つ間も楽しく
やっこ会特別先行予約のご案内を送ります。
※『母と暮せば』に関しましては、現時点では東京公演のみのお取り扱いを予定しております。
地方公演も先行を行うことが決まりましたら、随時ご案内いたします。
※抽選になります。
※席確保をお約束するものではございません。
☆紡いでいく文化の縁/演 イベント
2024年、各公演にてイベント企画中
みなさまとつながっていく第一歩目の1年間。
詳細は、決まり次第お知らせします。
☆the座クーポン贈呈
公演プログラム1冊分の引換券をお渡しします。
2024年に上演される公演でご利用ください。
★年会費は、 5,500円(税込)です。
★2023年11月9日より、新規登録受付開始。
ご登録日によっては、特別先行のご案内が間に合わない場合がございます。ご了承ください。
3月22日までにご入会いただいたお客様には、『母と暮せば』先行予約のご案内をお送りいたします。
お電話もしくはこまつ座ホームページよりお申込みください。
こまつ座 0338625941
2024年井上ひさし生誕90年 第三弾
こまつ座 第151回公演『芭蕉通夜舟』
作: 井上ひさし
演出:鵜山仁
出演
内野聖陽
小石川桃子 松浦慎太郎 村上佳 櫻井優凜
《東京公演》
10月 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
《全国公演》
11月 兵庫公演:兵庫県立芸術文化センター、愛知公演 予定 他
『奥の細道』の序文には、「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人也」とあります。芭蕉は旅する、ハイクする、というのが通り相場ですが、この旅は、おそらく人間の一生の射程を超えて、月日とともにどこまでも、銀河の果てまでつながって行くはずだと思います。
そんな旅の道案内となるべく、アートがどんな役割を果たせるか、これがやはりわれわれにとっては、大きな関心事です。
今回、内野芭蕉が、40年来の旅のタスキを受け継いで、悠久の旅路の船頭をつとめます。
またも一人芝居。いえ、ほぼ一人芝居。前回の『化粧二題』では、見えない透明の劇団員たちが居て、一人で演じていても孤独感はありませんでした。でも今回は『人は独りで生き、独りで死んでいくより他に道は無い』ことを極めるために苦吟した芭蕉さんです。聞いただけでも凄まじい人生!尻込みしそうです。しかし、役者というのも孤独なお仕事です。この作品を読んだときとても共感するメッセージが込められていると感じました。ほぼ一人で芭蕉の人生を背負うのは怖いけれど、井上ひさし先生の言葉の力、鵜山仁さんの熟練の演出、そして黒子役の若い共演者と共に、芭蕉の人生に食らいついて、挑みかかって、俳諧で道を究めた芭蕉の人生をあぶり出したいと思っております。
面白いことを深く、そして愉快に、そして真剣に、表現していきたいと、期待と恐怖ないまぜの状態の裏で、私の闘志はひそかに育ち始めております。
どうぞご期待ください。