現在公演中の作品と今後公演予定の作品をご紹介いたします。
新作 フロイス -その死、書き残さず-
井上ひさしが小説「わが友フロイス」で遺したフロイス。
同じフロイスを題材に、信じること、人間の愚かさと愛おしさを描く
完全新作の物語。
こまつ座 第153回公演『フロイス-その死、書き残さず-』
【作】長田育恵 【演出】栗山民也
【出演】
風間俊介 川床明日香 釆澤靖起 久保酎吉 増子倭文江 戸次重幸
【東京公演】
3月8日〜30日 紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA
【全国公演】
4月
■兵庫公演
2025年4月5日(土)
14:00 開演 ※開場13:30
会場:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
お問い合せ:芸術文化センターチケットオフィス TEL 0798-68-0255
■岩手公演
2025年4月12日(土)
15:00 開演 ※開場14:30
会場:奥州市文化会館(Zホール)大ホール
お問合せ:ニイタカプラス TEL 022-380-8251
■宮城公演
2025年4月18日(金)
15:00 開演 ※開場14:30
会場:仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
お問合せ:ニイタカプラス TEL 022-380-8251
※全国公演その他、詳細わかり次第お知らせします
映画「木の上の軍隊」2025年6月13日沖縄で先行公開
沖縄出身平一紘監督
こまつ座X
こまつ座『木の上の軍隊』
井上ひさしが書かなければならないとしてあげていた「ヒロシマ」「ナガサキ」「オキナワ」
その一つの「オキナワ」
メモをもとに
こまつ座代表井上麻矢が遺志を継ぎ、劇作家蓬莱竜太さん、演出家栗山民也さんと完成させ2013年に初上演。
戦後80年2025年に初の映画化です。
詳細はまた後日発表いたします。
みなさま、お楽しみにしていてください☆
※システムの関係上
「チケットの購入はこちら」とありますが現在映画「木の上の軍隊」のチケット販売などは行っておりません。
2024年井上ひさし生誕90年 第三弾
こまつ座 第151回公演『芭蕉通夜舟』
作: 井上ひさし
演出:鵜山仁
出演
内野聖陽
小石川桃子 松浦慎太郎 村上佳 櫻井優凜
《東京公演》
10月14日(月・祝)〜 10月26日(土) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
《全国公演》
◎群馬公演
【日時】10月29日(火) 18:30開演
【会場】高崎芸術劇場 スタジオシアター
【主催】高崎芸術劇場(公益財団法人 高崎財団)
【お問い合わせ】公益財団法人 高崎財団 TEL 027-321-7300
【入場料】6,000円(税込) U-25席:2,500円(税込)
【前売り開始】《Web先行》 7/26 (金)10:00 《電話》7/30(火)10:00 《窓口》7/31(水)10:00
◎宮城公演
【日時】11月2日(土)14:00開演
【会場】名取市文化会館 大ホール
【主催】ニイタカプラス 【共催】財団法人 名取市文化振興財団
【後援】宮城県教育委員会、名取市教育委員会、仙台文学館
【お問い合わせ】ニイタカプラス TEL 022-380-8251(平日9:30〜18:00)
【入場料】プレミアムシート:12,000円(税込) S席:9,500円(税込) A席:7,500円(税込) U-25席:5,000円(税込)
【前売り開始】7/5 (金)10:00
◎岩手公演
【日時】11月12日(火)19:00開演
【会場】盛岡劇場 メインホール
【主催】公益財団法人 盛岡市文化振興事業団 【共催】盛岡市、岩手日報社
【後援】めんこいテレビ
【お問い合わせ】 盛岡劇場 TEL 019-622-2258
【入場料】一般:5,000円(税込) U-25チケット:2,000円(税込)(当日各500円増)
【前売り開始】8/29 (木)
◎兵庫公演
【日時】11月16日(土)13:00開演
【会場】兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【主催】兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
【お問い合わせ】芸術文化センターチケットオフィス TEL 0798-68-0255
【入場料】一般:7,000円(税込)
【前売り開始】8/3(土)
◎丹波篠山公演
【日時】11月17日(日)15:00開演
【会場】田園交響ホール
【主催】丹波篠山市・丹波篠山市教育委員会
【お問い合わせ】丹波篠山市立 田園交響ホール TEL 079-552-3600
【入場料】一般:4,500円(税込) 友の会/グループ割:4,000円(税込)
【前売り開始】9/14 (土)9:00
◎富山公演(となみ演劇鑑賞会創立30周年特別公演)※会員制公演
【日時】11月19日(火)13:30開演
【会場】砺波市文化会館 大ホール
【主催】となみ演劇鑑賞会
【お問い合わせ】となみ演劇鑑賞会事務局 TEL 0763-33-0725 開局時間内 13:00〜18:00
【入場料】S席:6,000円(税込) A席:5,000円(税込)
【前売り開始】9/24 (火) 開局時間内 月曜日〜金曜日 13:00〜18:00
※チケットの購入は、会員以外も可(事務局店頭販売のみ)
◎名古屋公演
【日時】11月23日(土)17:00開演、24日(日)12:00開演/16:00開演
【会場】ウインクあいち 大ホール
【主催】メ〜テレ/メ〜テレ事業
【お問い合わせ】メ〜テレ事業 TEL 052-331-9966
【入場料】全席指定:9,000円(税込)※未就学児入場不可
車いす席:9,000円(税込)、U-25:4,500円(税込)
※車いす席、U-25はメ〜チケ(車いす席は電話のみ)にて一般発売より取り扱い
※U-25は、観劇時25歳以下対象(当日指定席券引換・座席数限定・要本人確認書類)
【前売り開始】8/17 (土)10:00
◎大阪公演
【日時】11月30日(土)14:00開演
【会場】枚方市総合文化芸術センター 関西医大 小ホール
【主催】枚方市総合文化芸術センター指定管理者 アートシティひらかた共同事業体
【お問い合わせ】枚方市総合文化芸術センター TEL 072-845-4910
【入場料】全席指定:7,000円(税込) 全席指定(注釈付):7,000円(税込)
※注釈付席は機材席前のお席になるため、鑑賞中機材音が気になる場合があります。予めご了承ください。
【前売り開始】会員先行 8/10 (土) 一般(電話・WEB)8/21(水) 窓口 8/22(木)※残席がある場合※各日10:00より発売
『奥の細道』の序文には、「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人也」とあります。芭蕉は旅する、ハイクする、というのが通り相場ですが、この旅は、おそらく人間の一生の射程を超えて、月日とともにどこまでも、銀河の果てまでつながって行くはずだと思います。
そんな旅の道案内となるべく、アートがどんな役割を果たせるか、これがやはりわれわれにとっては、大きな関心事です。
今回、内野芭蕉が、40年来の旅のタスキを受け継いで、悠久の旅路の船頭をつとめます。
またも一人芝居。いえ、ほぼ一人芝居。前回の『化粧二題』では、見えない透明の劇団員たちが居て、一人で演じていても孤独感はありませんでした。でも今回は『人は独りで生き、独りで死んでいくより他に道は無い』ことを極めるために苦吟した芭蕉さんです。聞いただけでも凄まじい人生!尻込みしそうです。しかし、役者というのも孤独なお仕事です。この作品を読んだときとても共感するメッセージが込められていると感じました。ほぼ一人で芭蕉の人生を背負うのは怖いけれど、井上ひさし先生の言葉の力、鵜山仁さんの熟練の演出、そして黒子役の若い共演者と共に、芭蕉の人生に食らいついて、挑みかかって、俳諧で道を究めた芭蕉の人生をあぶり出したいと思っております。
面白いことを深く、そして愉快に、そして真剣に、表現していきたいと、期待と恐怖ないまぜの状態の裏で、私の闘志はひそかに育ち始めております。
どうぞご期待ください。
2024年井上ひさし生誕90年 第四弾
「トークショー」追加決定!!
11月26日(火)終演後
大竹しのぶさん 高田聖子さん 福井晶一さん
をお迎えしてのスペシャルトークショーを開催します。
こまつ座 第152回公演『太鼓たたいて笛ふいて』
作: 井上ひさし
演出:栗山民也
出演
大竹しのぶ 高田聖子 近藤公園 土屋佑壱 天野はな 福井晶一 朴勝哲
≪東京公演≫
11月1日(金) ー 30日(土) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
≪全国公演≫
■大阪公演 新歌舞伎座
12月4日(水) 12:00
12月5日(木) 12:00☆
12月6日(金) 12:00
12月7日(土) 12:00/17:00
12月8日(日) 12:00
☆5日終演後、アフタートーク
大竹しのぶさん
※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。
※終演後、観劇時と同じお席でお楽しみ下さい。
※出演者は都合により変更の可能性がございます。
■福岡公演 キャナルシティ劇場
12月14日(土)15:00☆
12月15日(日)12:00
☆14日終演後、アフタートークあり
大竹しのぶさん 高田聖子さん 福井晶一さん
※対象公演のチケットをお持ちのお客様はご参加いただけます。
※出演者は都合により変更の可能性がございます。
■愛知公演 ウインクあいち
12月21日(土)12:00/17:00
12月22日(日)13:00
■山形公演 やまぎん県民ホール
12月25日(水) 15:00
音楽をふんだんに盛り込み、戦中・戦後に生きる人々を描く
井上ひさし流・音楽評伝劇の金字塔
『太鼓たたいて笛ふいて』
◆あらすじ◆
昭和10年、若き日の貧しくも奔放な浮草暮らしを詩情豊かに描いた「放浪記」で、華やかに文壇に登場した林芙美子。
ベストセラー作家となった林芙美子の日中戦争が迫る1935年から第二次大戦を経て、急逝する戦後1951年までの16年間の軌跡をたどります。
世間の風は日増しにきな臭さが強まり始めていく。
芙美子が小説を書くことに行き詰まりを感じていたとき、出版した本が発禁処分されてしまう。芙美子につきまとい、金儲けを企むプロデューサー三木孝は、"戦さはもうかるという物語"と芙美子を説得し、従軍記者へと仕立て上げていく。
内閣情報部と陸軍部から派遣され、太鼓たたいて笛ふいてお広目屋よろしくふれまわる物語を書くために、シンガポールやジャワ、ボルネオを従軍した林芙美子が見たものは何だったのか・・・。
こまつ座第154回公演『父と暮せば』
戦後"命"の三部作
井上ひさしの書き遺した「ヒロシマ」が舞台の作品
戦後80年
2025年夏
こまつ座の
新たな「父と娘」の物語
こまつ座第154回公演『父と暮せば』
【作】井上ひさし 【演出】鵜山仁
【出演】松角洋平 瀬戸さおり
【公演スケジュール】
東京公演:2025年7月(予定) 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
地方公演:7月?8月 (予定)
上演時間:約1時間30分 ※休憩なし
●演出・鵜山仁さんコメント
『父と暮せば』で語られる様々な「物語」には、言葉をひらくという役割があるのだと思います。
心の一番深いところにしまいこまれた記憶に耳を澄ませ、その記憶をおおっている様々なわだかまりを解きほぐして、そこに言葉をあたえる。そしてわだかまりを解き放つ。
なかなか一筋縄で行くような仕事ではないけれど、もしもこの新しい父娘のチームでそんなことが実現できれば、人間世界の秘密がいくらか開示され、この地球も幾分か住みやすくなるかも知れません。
●松角洋平さんコメント
私はナガサキで生まれ、ヒロシマの隣・山口で育った。祖父祖母は被曝手帳を持っており、私は被曝三世である。 そして方言は広島弁と酷似している。
初めてこの作品に出会った時、井上先生は私の為にこの竹造役を書き下ろしてくださったと、本気で思った。そんな訳はないのだが...。
歴代名優での竹造をご覧になられた方は「こんな若造が?」とお思いになるかもしれない。が、竹造の実年齢はおそらく40代なのだ。
そしてここに!私は勝機を見出そうと考えている。今の私にしかできないものがあるはずだ。原子爆弾を追体験させるエネルギーを肉体から放出させる。
この幻術が表現できれば井上先生のおはなしは風に乗って遠くまで届くはずだ。そして、そうすることで娘の本当の幸せを願う父親像は色濃く豊かなものとなり、
美津江役の瀬戸さおりさんと共鳴しあえると信じている。井上先生のおことばを深く落とし込んで、世の中の戦争をなくすつもりで挑みたいと思う。
●瀬戸さおりさんコメント
「どんな役をやりたいか?」と聞かれるたびに「美津江がやりたい」と答え続けていたら、夢が叶いました!!
大切な人を失い、"幸せになってはいけない"と葛藤する姿を見て「私も美津江として舞台で生きたい」とずっと思っていました。
そんな風に思ったのはこの作品が初めてだったので、出演が決まったときは嬉しくて震えました。
初めての二人芝居、稽古中はずっと頭を抱えているんだろうと思いますが、鵜山さん、松角さんに助けていただきながら、新たな『父と暮せば』をお見せできるよう頑張ります。