こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第60号:私はだれでしょう
 

前口上 井上ひさし

戦前戦中の日本放送協会(NHKはもちろん戦後の呼び方です)は財団法人で、内閣情報局監督下の国策宣伝機関でした。/それが敗戦からは、アメリカによる日本人の再教育機関になり、講和条約前後からは、ときの政権党の言うことを聞かないといろいろな面倒がおこるという特殊法人にされてしまいました。こうした〈汚れた歴史〉にたいして、電波は主権者(つまり受信者)のものであると考えて、さまざまな干渉とキチンと向き合っていく人たちがたくさんおられて、それが凛とした態度になっているようでした。そこで、この戯曲は、あのころの凛として番組をつくっていた方たちへ捧げられたものです。


特集 効果音の創始者 和田精の仕事

日本の近代演劇の礎となった築地小劇場創立に参加。その劇場設計も手がけ、舞台効果の仕事を始める。時はラジオの時代―放送の効果音を開発。「ラジオの神様」と呼ばれる。舞台からラジオ、テレビに続く放送の「音」を極めた人がいた。その人の名は、和田精(1893~1970)。『私はだれでしょう』の宣伝美術を担当する和田誠さんの父上である。このたび、長く眠っていた多くの資料が発見された。


●親父を語る-和田誠 ●音の超プロ・和田精-発声から入れ歯がわかる


和田精全集

和田精の理想に燃えた文「築地小劇場の設備」は。築地小劇場開場公演の公演プログラムに掲載、大きな反響を呼んだ。以来、その才能を舞台、ラジオ、テレビの世界にひろげて、「音づくり」の技術をみがき続ける。舞台からラジオ放送時の録音方法など、書き残した文をここに年代の近い順に一挙掲載する。

インタビュー

栗山民也 ●演出
「歴史の迷路から聞こえてくる声」

宇野誠一郎 ●音楽
「あの頃、真空管のラジオから僕が学んだこと」

浅野ゆう子(川北京子)
「強さと、優しさを兼ね備えた京子さんに近づきたい」

梅沢昌代(山本三枝子)
「『薄汚い国・日本』をお天道様は見ているよ」

前田亜季(脇村圭子)
「あこがれの舞台へ。8年ぶりの冒険・挑戦」

大鷹明良(佐久間岩雄)
「ジャズライブのようなお芝居をしたい」

北村有起哉(高梨勝介)
「直球型の役者です。球の重みはいかがです?」

川平慈英(山田太郎?)
「僕の演劇人生のなかで、きっと『勲章』にしてみせる」

佐々木蔵之介(フランク馬場)
「台詞の一言一句が日本という国につながっている」

朴 勝哲(ピアノ奏者)
「稽古場で紡いだ音をそのまま客席のあなたに」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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