こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第59号:小林一茶
 

特集:俳句とは何か-芭蕉と一茶- 井上ひさし

句集をよく読みますが、私は俳句を一度も作ったことがありません。でも、丸谷才一さんと大岡信さんに教わりながら何回か『歌仙』を巻いたことがあります。高橋治さんもいらっしゃった.大岡さんは一瞬にしてさっと作る。丸谷さんや高橋さんは十五秒。私は一句つくるのに三十分。これはもう地獄の苦しみでした。句ができても、いつも滑稽ねらいで、大岡さんから『あなたのは結局、川柳だね』と言われました(笑)。そのときの歌仙は、『とくとく歌仙』(文藝春秋・1991年刊)という本にまとまっています。一所懸命勉強しましたが、やはり私には俳句を作る才能がなかった。ただ、松尾芭蕉(1644~1694)という俳人がいかに大きな存在であり、その後の小林一茶(1763~1827)が俳諧史の上でどういう位置を占めるかはお話できると思います。

●五・七・五と季語 ●五七調・七五調の歴史

●松尾芭蕉 ●小林一茶

井上ひさし選 「一茶百句」

インタビュー

木村光一 ●演出
「 日本語の美しさと『座』の醜さ」

宇野誠一郎 ●音楽
「見えない設計図を客席で見破ってほしい」

北村有起哉(蔵前札差会所見廻同心見習五十嵐俊介)
「日常会話が五七調、うーん、むずかしい」

高橋長英(飯泥棒)
「『負の人生』を歩んだ男をあふれる気力で演じきりたい」

小林勝也(浅草元鳥越町自身番番人忠八)
「長野の『小林』ってエリートだったんだな・・・」

松野健一(浅草元鳥越町自身番家主金兵衛)
「善も悪も同じ人間 状況が人間を作る」

柴田義之(蔵前寿松院納所坊主雲龍)
「人間観察は仕事の一部 遊俳から業俳の眼へ」

永江智明(浅草広小路の貸本屋立花屋源七)
「ふたりの師匠と井上芝居 僕の基盤はここにある」

吉田敬一(竹町之渡船頭吾助)
「新しい一歩で掴む!江戸と船頭の男気」

田中壮太郎(からくり弥二郎)
「本番を楽しめるように十分に稽古をしたい」

佐藤 淳(膠の三蔵)
「『現在』という時を愛で 慈しむ」

大原やまと(浅草元旅籠町旅籠菊屋番頭藤六)
「この番頭はIT長者になるかもしれないぞ」

島川 直(風鈴そばの善四郎)
「押入れの奥で眠っていた足袋の出番がやってきた」

キムラ緑子(水茶屋梅園のお園)
「酸素ボンベはもう、いらない」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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