こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第56号:花よりタンゴ
 

前口上 井上ひさし

もともと歌が大好きですから、初期の戯曲から、作中にいつも歌を入れていました。この癖が昂じて、しまいには小説にまで歌をばらまいて、編集者や読者を面食らわせていたものです。もちろん、ただむやみに歌を入れればいいというわけはなく、『歌が入る必然性』も、それなりには計算はしていました。けれども、やっぱりどこかに自然発生的な歌の入れ方をしているところがあったことはたしかでした。それではいけない。歌が入る必然性をいうものを、もっと厳密にはっきりと確立しなければならない。そう思い立って、ねじり鉢巻きで書いたのが、この『花よりタンゴ』だったのです。

特集:栗山民也の仕事 聞き手・扇田昭彦

栗山民也さんは演出家であり、新国立劇場の演劇部門芸術監督としても活躍。その演出方法、演出家デビュー時から今回の『花よりタンゴ』までの演出作品を、演劇評論家扇田昭彦さんに聞いていただいた。

新資料・捕虜収容所の演劇台本『旅する人々』

『花よりタンゴ』の舞台設定は昭和22年・・・同じ時期ビルマ(現・ミャンマー)の捕虜収容所から九州の佐世保港に帰還した一兵士がいた・・・「いつ帰国できるというあてもない捕虜生活の中で唯一の慰安は兵隊が創る演劇しかなかった」・・・台本を書き、演劇資料を持ち帰った人の名は栗山信也-演出家栗山民也さんの父(故人)である。

俳優インタビュー

旺 なつき(月岡蘭子)
「失敗しているうちが花 さあ、金太郎、タンゴよ!」

三浦リカ(月岡藤子)
「本当に大切なものが、ようやく見えてきました」

鈴木ほのか(月岡桃子)
「いつも歌ってばかりいる、桃子はわたしの分身かしら」

占部房子(月岡梅子)
「『時間』の流れを感じる、劇場という空間に魅せられて」

田根楽子(佐々木正子)
「不思議で面白い、普通のおばさん」

吉村 直(近藤勇蔵)
「ヒットが出るか空振りか、俳優人生賭けた勝負どころ」

朴 勝哲(森川俊夫)
「ショパンとタンゴ、あの時代の香辛料」

藤巻るも(花売娘)
「大叔母との三年間を胸に、花売娘の思いを伝えたい」

小林勝也(高山金太郎)
「最後の場面に、ご注目ください!」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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