こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第54号:太鼓たたいて笛ふいて
 

前口上 井上ひさし

たしかに芙美子は、後進の女流作家に意地悪をしたり、同輩の女流作家(とくに吉屋信子や平林たいこ)に無意味な対抗意識を持ちすぎました。けれども、告別式が行なわれている芙美子邸の外には、焼香を持つ市井の人たちが何百人も行列をしていたという事実の方が大事なのではないか。つまり芙美子は、文壇の鼻摘み者にして市井の人気者だったわけです。いや、芙美子は最初から最後まで市井の一員だった。だから一種特別の集まりだった文壇では摩擦ばかり引き起こしていたのではないか。

特集:従軍作家林芙美子 渡辺昭夫

林芙美子はその生涯に三たび大きな脚光を浴びた。昭和初期の大ベストセラー『放浪記』。日中戦争女性従軍作家としての活躍。そして、戦後の大流行作家として・・・。ここでは日中戦争従軍作家時代を新資料、新証言をもとに検証した。

・新資料「漢口一番乗り」従軍日誌を一挙公開!

・林芙美子の凱旋講演「漢口入場の感激」

・女性作家の従軍とその後の林芙美子 

対談 栗山民也(演出)×宇野誠一郎(音楽)

演出家と作曲家の「神から与えられた時間」

俳優インタビュー

大竹しのぶ(林芙美子)
「『伝えなければ、伝えなければ』そう祈りつつ演じています」

木場勝己(三木 孝)
「『劇に祈りを』言わぬが花、だけど・・・」

梅沢昌代(林 キク)
「世の中に関係ない事なんてひとつもないんだ」

松本きょうじ(加賀四郎)
「時代とともに変わりながら 四郎を通して現代を生きる」

阿南健治(土沢時男)
「白寿になっても、役ある限り。芝居を楽しみ続けたい」

神野三鈴(島崎こま子)
「もっとこま子を生きたい!彼女の幸せのために」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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