こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第50号:人間合格  « The座 « HOME

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第50号:人間合格
 

前口上 井上ひさし

太宰治は、敗戦のあくる年に書いた随想ふうの小説『十五年間』で、次のようにいっています。<・・・・・・私は、やはり、「文化」というものを全然知らない、頭の悪い津軽の百姓でしかないのかもしれない。雪靴をはいて、雪路を歩いている私の姿は、まさに田舎者そのものである。しかし、私はこれからこそ、この田舎者の要領の悪さ、拙劣さ、のみ込みの鈍さ、単純な疑問でもって、押し通してみたいと思っている。>(略)芝居をつくる仕事も、それぞれの持ち場持ち場で、単純な疑問を軽く見ないことから始まると気づきました。ふっと疑問が生まれる。たとえそれがどんなに小さな疑問であっても、いちいち立ち止まって、よく考える。そして一つ一つ丁寧に潰しながら前へ進む。これを千回も万回も繰り返して、やっと芝居ができあがるのです。

『人間合格』全公演記録

特集:太宰治と演劇 文・構成 渡辺昭夫

太宰治さん、いや、津島修治さんと呼ばせて下さい。『晩年』の「葉」に「役者になりたい」と書きましたね。この言葉に嘘はなかったはずです。たしかに、歌舞伎に、新劇、軽演劇、義太夫、落語、長唄、新内・・・・・・とたくさんの芸をこやしにしました。でも、貴方は、終生新たな役を演じ続ける役者にはなれなかった。では、貴方は何だったのですか?
 演劇も芸能も、日本語の語りに生かした太宰治という人にたくさんの名作を産ませました。没後50年をへていまも愛され続けるそのサービス精神―津島修治さん、貴方は、太宰治という一代の名優を育てた希代のプロデューサーです。

インタビュー

鵜山 仁(演出)
「人間のさまざまな力と劇場全体の想像力」

大高洋夫(津島修治)
「太宰と僕は、誕生日が50年と8日違いで・・・」

梨本謙次郎(佐藤浩蔵)
「こまつ座の芝居と稽古は人生の修行・・・かな」

松田洋治(山田定一)
「重なり合う『昔』と『今』 時代に流されないために」

すまけい(中北芳吉)
「5年ぶりのこまつ座出演 人間の欠点に乾杯!」

旗島伸子(チェリー旗)
「稽古場の泣き地蔵が火花を散らす一瞬!」

梅沢昌代(青木ふみ)
「ガラにもなくおもっています 『走れウメザワ』」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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