こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第47号:國語元年
 

前口上 井上ひさし

国家がなにか云うたびにそれが命令になるんですね。言葉も同じこと、上の誰かがリストラというと、リストラが正義になり、誰かが構造改革なしに景気回復はありえないと云うと、それがまた法律同様の強制力をもつ。そして国民をさんざん苦しめておいて、いつのまにかそれらの言葉は消えてしまっている。公式言語もこれとよく似ているのです。そしてそのような公式言語の制定を命じられた官僚はどう考え、どうなるのか。その顛末をあれこれ思案してみたのがこの作品です。

戯曲『國語元年』に見る 方言辞典
渡辺昭夫・烏兎沼佳代 共編

この辞典は、『國語元年』の上演台本中で使用した方言と、作者が執筆中、方言辞典などの参考資料に、傍線、傍点、赤丸、黒丸、マーカー、付箋などでしるしをつけた箇所を抜き書きした言葉を中心に構成しました。

いらっしゃいませ 「歓迎の心持ちを表す挨拶表現」ヨクゴザッタナ(米沢の方言)オアガンナンショ(会津の方言)イリヤーセ(名古屋の方言)オコシヤス(京都の方言)オイデヤス(大阪の方言)オイデマシタノー(長州の方言)

追悼・深川定次の仕事

『國語元年』の音響効果プランナーであり、こまつ座では『頭痛肩こり樋口一葉』から『連鎖街のひとびと』まで多くの舞台を手がけてくださった舞台音響家の深川定次さんのお仕事の一部と、その語録を紹介します。深川さんがつくりだした『音』は、多くの舞台に生き続けます。深川定次さん、愛称『ジョージさん』。享年68歳。長い間、お世話になりました。

インタビュー

佐藤B作(南郷清之輔)
「方言の根っこ 刈っても刈っても生きている」

沖 恂一郎(南郷重左衛門)
「日本は明治も今も 構造は変わってないね」

たかお 鷹(裏辻芝亭公民)
「勝負は最初の出 学者か、ただの呑んベエか」

山本龍二(若林虎三郎)
「全登場人物に好感をもてる作品 チームワークの力でいい初日を」

角間 進(築間弥平)
「自分の弥平をつくること それが第一の目標」

小市慢太郎(広沢修二郎)
「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」

後藤浩明(江本太吉)
「いろいろなジャンルと交わり 新しい発見をしていきたい」

土居裕子(南郷 光)
「『この人のそばにいたらいいなあ』と思ってもらえる光でいたい」

田根楽子(高橋たね)
「滅びつつある江戸弁に あこがれながら汗かいて・・・」

野々村のん(大竹ふみ)
「米沢弁のふみ役との出会いに感謝しながら」

三鴨絵里子(御田ちよ)
「河内弁のエネルギーとキャラクターを大切に」

剣 幸(秋山加津)
「お客様の心の中に、言葉の持つ温かさが伝わりますように・・・」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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