「the座」創刊号(84年4月)より
英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」
座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
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第38号:人間合格
太宰治に聞く 聞き手 井上ひさし 太宰「いいかい、四十に近い作家が、誇張でなしに、肺病の血を吐きながら、三人の幼児をかかえ、障子の骨も、襖のシンも、破れ果てている五十円の貸家に住み、戦災を二度も受けたおかげで、もともといい着物も着たい男が、短すぎるズボンに下駄ばきの姿で、子供の世話で一杯の女房代わりに、おかずの買物に出る。どうして、こんな哀れな姿で生きているんだ。いったいこの作家は何が望みなんだ。云ってやろうか。この作家は、ただただ、本流の小説を書きたいだけだ。それじゃ、本流の小説とは何か。筋書だよ。おもしろい筋書だよ。弱くて優しい人間が、おもしろい筋書の中で、のたうち回りながらも、活き活きと跳ねている小説だよ。青春は、弱くて、優しい。そういう時期にある人たちに読まれているなんざ、光栄だね。俗物どもは、生活日記に毛の生えたような、つまらねえ、干からびたお作文を、いつまでもありがたく読んでいるがいいんだ。俗物と生活日記、お似合いだよ。」 図説 太宰治 39歳の生涯 人間失格の太宰さん、あなたは本当に負の十字架にかけられたイエスだったのでしょうか。それとも、津軽のイタコの口寄せにも似た言葉の魔術師シャーマンだったのでしょうか?含羞の人太宰さん、あなたが亡くなって、もう、50年がたちました。 |
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俳優インタビュー 渡辺いっけい(津島修治) 清水明彦(山田定一) あめくみちこ(チェリー旗) |
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お問合わせはこまつ座出版部まで 03-3851-6180 |
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