こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第36号:花よりタンゴ
 

前口上 井上ひさし

自分はどうして戦時中や戦争直後のことを戯曲にしはじめたのか、ちょっと点検してみることにしました。/『戦時中や戦争直後に幼少時代をすごしたので、その時分のことをよく知っている。よく知っていることを書くのが一等いいのだ』という幼稚な理由からはじまって、『われわれは現実というものを作り出すものとは考えず、作り出されたものとして考えてしまう癖がある。つまり、現実は、いつも、どこからか起こってきたものと考えたがる。こういう考え方をしているかぎり、責任の所在は常にあいまいになる。戦争責任もしかりであり、この考え方は現在もなお、われわれの十八番である。そこであの大戦争を扱うことが、とりもなおさず現代の問題を扱うことに通じる・・・・・・」というまわりくどいものまで、少なくとも2、30はなんの苦もなく思いつくことができます。しかしどれも分かりきっていてつまらない。筆者はない知恵をしぼって、次のような理由を考え出しました。『演劇の本質は、ギリシャ劇以来、ただひとつしかない。それは大昔から、変えることのない人間の条件を登場人物というたとえを通じて見事に呈示することである』

特集 日本ダンスホール物語 語り・永井良和(関西大学社会学部助教授)

「日本で最初にダンスがおこなわれたのはどこだと思います?ふつう、鹿鳴館だと思われます。ところが、これがちがうんです。調べていくと、鹿鳴館以前にも日本で、社交ダンスは行われています。」

●永井良和 対談 井上都

「社交ダンスの歴史から人間の姿が見えてくる」

俳優インタビュー

久野綾希子(月岡蘭子)
「ミュージカルの女王が演じて歌う『戦後のタンゴ』」

三浦リカ(月岡藤子)
「『好奇心』の出発点から『芝居の魅力』にたどり着くまで」

土居裕子(月岡桃子)
「歌手志望の夢見る瞳が元気に生きる力をつくる」

弥生みつき(月岡梅子)
「人肌の具合がここちよく感じられたら・・・・・・」

たかお鷹(近藤勇蔵)
「ことばの力とフットワークで井上ひさし全芝居に挑戦!」

田根楽子(佐々木正子)
「戦後を生き抜く人々のヴァイタリティーとけなげさを」

朴 勝哲(森川俊夫)
「『繋がり』を求めて舞台に立つ」

四本あや(花売娘)
「素敵なアンサンブルの中で自分のリズムを生かして」

小林勝也(高山金太郎)
「戦前戦後を生きた父の姿に配役と自分の人生を重ねる」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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