こまつ座:(井上ひさし・ 「the 座」創刊号より・ 84 年 4 月) 「the座」創刊号(84年4月)より
 

英語の定冠詞の“ the
(ザ)”に一座の“座”」

座という字の成り立ちは、屋根があって、人が二人以上いて、その下に土がある。こまつ座の劇場を持つという夢の実現にあたって、まずは紙の劇場として「 the 座」がスタートした。
 


 
 

      
 
 

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第17号:シャンハイムーン
 

前口上にかえて 井上ひさし

あなたの、「日本で、魯迅先生の半生を芝居に仕組んで上演したい」という申し出にお答えします。わたしには、あなたの無茶を止める権利も義理もありません。勝手になさるがよい。また、あなたは手紙の中で次のように書いている。「正確に考えれば、中国語だけ使われている場面は中国語で書かなければならない。中国語と日本語がチャンポンに使われる場面では、そのように書かなければならない。ところが、たいていの日本人は中国語がわかならない。作者のわたしも中国語がわからない。いったいどうすればいいのでしょうか」。勝手になさるがよい。日本人が書いて、日本人俳優が演じて、日本人の観客が見物するとなれば、頭から尻尾まで、ただひたすら日本語で通すしかないではないか。(『シャンハイムーン』プロローグより)

特集 魯迅と上海

魯迅の時代―あの毛沢東が「偉大な文学者、思想家、革命家」として絶賛した、魯迅。『阿Q正伝』や『狂人日記』などで親しまれている世界的な作家、魯迅。魯迅という人は、いったい何をした人なのだろうか。魯迅が生きぬいた時代は、どんな風が吹いていたのだろうか。いま、ここで魯迅という人間を通して、私たちが忘れてはいけない、「ある時代」と「ある場所」を浮き彫りにしてみよう。

●22歳で来日。官費留学生。●嵐の予兆、魯迅に逮捕状。●魯迅の部屋に何があったか。●母と妻が住む北京の家。●友情で結ばれた日本人。●上海の日本人街。●共同租界。●フランス租界。●いよいよ、抗日運動もさかんになった。●第一次上海事変。

座談会●演劇って何だろう④ プロデューサーについて

「プロデューサーか、制作担当者か、経済的な理想を持っているか」

ゲスト 木村光一(地人会主宰・演出家)

俳優インタビュー

安奈 淳(許広平) 
「芝居ができる―こんな幸せな人生、ないと思うの。」

小野武彦(内山完造)   
「いろんな人と出会って刺激受ける。それが面白くて役者やってるんだ。」

高橋長英(魯迅) 
「魯迅先生が台本の中にいる。現実より怖い夢をみて・・・。」

辻 萬長(須藤五百三)  
「俺って運がよかったと思うよ。たいして努力もしてないのにさ。」

藤木孝(奥田愛三) 
「作者の魂を客席にとどける。だから芝居はすばらしい。」

弓 恵子(内山みき) 
「毎日が初日の緊張感!バイタリティと体力勝負ね。」

お問合わせはこまつ座出版部まで
03-3851-6180
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