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紀伊國屋書店提携

父と暮せば
井上ひさし・作 鵜山 仁・演出
辻 萬長 西尾まり

昨年、黒木和雄監督、主演宮沢りえ、原田芳雄による映画が公開。岩波ホールにて5か月間におよぶ超ロングラン上映を記録し、数々の映画賞に輝いた。
ロジャー・パルバース氏翻訳による日英対訳本も刊行。問合せが殺到し、海を越えてイタリア、韓国、そしてアメリカからも注文が寄せられた。
初演から10年。舞台のみにとどまらず日本中、世界中に向けて発信されたこの戯曲作品を、原爆投下60年目の今年、こまつ座が緊急公演!

 ヒロシマ、ナガサキの話をすると、「いつまでも被害者意識にとらわれていてはいけない。あのころの日本人はアジアに対して加害者でもあったのだから」と云う人たちがふえてきた。たしかに後半の意見は当たっている。アジア全域で日本人は加害者だった。
 しかし、前半の意見にたいしては、あくまで「否(いな)!」と言いつづける。
 あの二個の原子爆弾は、日本人の上に落とされたばかりではなく、人間の存在全体に落とされたものだと考えるからである。あのとき被爆者たちは、核の存在から逃げられることのできない二十世紀後半以降の世界中の人間を代表して、地獄の火で焼かれたのだ。だから被害者意識からではなく、世界六十億の人間の一人として、あの地獄を知っていながら、「知らないふり」することは、なににもまして罪深いことだと考えるから書くのである。
 おそらく私の一生は、ヒロシマとナガサキとを書きおえたときに終わるだろう。この作品はそのシリーズの第一作である。どうか御覧になってください。

前売り開始日  2005年  4月23日 (土)
2005年  6月14日 (火)~ 6月15日 (水)  
新宿・紀伊國屋ホール

入場料
4,200円(全席指定・消費税込み) 学生割引 3,150円 ※こまつ座での販売のみ

【お問合わせ】  こまつ座: TEL 03-3862-5941